故人の荷物の整理を上手に行うには?

『これはもう手放してしまって良いのだろうか?』『実家の片づけっていつやるのが良いんだろうか?』等故人の荷物の整理は色々な葛藤や想いがあって、やらなきゃと思ってても、なかなか手付かずでという方も多いです。

故人の遺品を整理する事は、ただ家の中を片付けるというだけではなく、故人とあなたの為でもある大事な1つのステップになってきます。

そこで今回は関西でお亡くなりになられてもうご使用されなくなった品々を、毎日業務で片づけさせて頂いている美助人が、故人の荷物の整理をどうしたらスムーズに費用負担小さく片付ける事が出来るのか?

また始めるタイミング等、賢く上手に進めていくコツを公開していきます。

以下の記事をご覧になって、あなたも無事この作業を成功させていって下さい。

故人の荷物の整理タイミングと、その意義

故人の荷物を整理するタイミング

この作業は、取り組まれるタイミングが、みんな同様では無く、それぞれ違います。

お別れする悲しさが癒えるのを待つ人もいれば、これからの自分達の為にスグに開始する人もいます。

ですからあなた自身がまず遺品整理を、いつやった方がいいのかな?と考える事がとても重要です。

そして『そろそろやらねば。』と思ったらこの段取りが上手な程、整理作業がすごくスムーズに進んでいきます。

また故人の荷物の整理というものは、ただ単に部屋の片づけという訳では無く、その品々に触れお亡くなりになられた方と、あなたの人生を振り返っていく大事な時間でもあります。

あなた自身も心の中を片づけて、次の一歩を歩んでいく為の過程にもなってきます。

以下のタイミングでこの作業に取り組むタイミングが来る事が多いでしょう。

【悲しみが少し癒やされ、現実が見えて来た時】
荷物に触れただけで悲しくて仕方なかった頃から少し癒やされ、品々に触れる事も割と大丈夫になって来た時、始めるタイミングとしては良いタイミングです。

孤独感や喪失感が薄れ、『自分だけ悲しんでいてもいけない』、『これからは残った遺族で力をあわせて歩んでいきたい』と前を向けた時もベストなタイミング。

故人の荷物の整理を通じて思い出を家族で共有し、また役割分担して作業する事で一人だけでやる時の負担も軽減されていきます。

上記例の様に、悲しみが少し落ち着いてきて、あなた自身が今だと思うタイミングで故人の荷物の片づけを行う事で、効率よく作業出来る準備に取り組める様になります。

【1.故人の荷物の整理をして、部屋を使いたい時】
故人がお亡くなりになられて部屋が空く事で、残る遺族の方々が今後使っていきたいという場合もあると思います。

そういう場合、周りの遺族の方々が深く悲しんでいらっしゃる状態でなければ、このタイミングもまた故人の荷物を整理していくタイミングになってきます。

【2.心の中で、大事にしていきたいと思った時】
困った時、頑張らないといけない時、助けて欲しい時、嬉しい時、故人と心の中でお話される事多いと思います。

この世から居なくなってしまったけど大事に思っておきたいときや、感謝の気持ちを感じた時等、故人の荷物を整理していくタイミングです。

1つ1つを大事に扱い、思い出を振り返りながら片づけていく事で、あなたとの過去の出来事を振り返る事もできます。

また、しばらく使わなくなってた品々にあなたや周りの方々、その品々を使う事を望んでる方々が再び使い始める事で、それらの物に再び価値が生まれていきます。

そんなタイミングの時は故人の荷物を整理する、良いタイミングになってきます。

【3.遺族で相談して意見を交わし、どうするか決まった時】
相続等の問題で話し合って、どうするか決まった時も故人の荷物を整理していくタイミングになります。

このタイミングで片づけを始めていく事で、手続きに必要な書類等もあらかじめ見つける事が出来ます。

事前に、必要書類等をしっかりまとめておく事で、その後の手続きがスムーズに進む事にも繋がります。

まだこの他にも故人の荷物を整理するベストなタイミングがありますが、上記の様なタイミングの時は特に作業を始めていける手配をしていかれる事をお勧めします。

とはいえ、故人の荷物を整理をしていくというのは、あなたの肉体的にも精神的にも負担がかかる作業になってきます。

ご遺族、親戚の方々等と是非一緒に考え強力し合い支え合って進めていってみて下さい。

そうする事で、なかなか一人では大変な作業だった事も、無事こなしていける様になります。

周りの力を借りる事の重要性にも改めて気づく事が出来る作業ですので、故人の荷物を整理しながら感謝の気持ちを大切にして一連の作業を進めていって下さい。

故人の荷物の整理をする為に知っておきたい5つのこと

故人の荷物を整理する為のチェック項目5つ

この作業は進め方が無計画だと、「間違えて捨ててしまった」「計画立てて慎重にやればよかった」と後から後悔する事が多々起こります。

そうならない様にするために、故人の荷物を整理する際に守ると失敗しない5つのチェックポイントを公開します。


1. 故人の荷物を整理するタイミングを十分見極める

遺品整理を急いでやってしまうと、失敗して後悔しやすくなります。

また心が癒えない時に始めてしまうと、冷静な判断が鈍り、大切な品を処分してしまうミスが起こりがちです。

心の中が落ち着いて、故人の荷物を整理出来る状態になってから、整理にとりかかる事がとても大事な事を意識なさって下さい。


2.家族や親戚、友達と協力しあって

故人の荷物の整理を行う時は、周りの方々としっかり相談し合い計画を立てて進めてい事が大事です。

意見を出し合い品々をどうするか決めて、片づけて行きましょう。

しっかり相談していく事で、それもまた思い出にもなります。

何より同じ想い出を遺族や友人と共有していく事で、この作業を行う時間が、参加してる方々の心を温め、悲しみも癒やしてくれます。


3. 残しておく物の見極め

残しておく品々を、見極めていく事も大事です。

残すものを見極めていく為には、捨てていくものを注意して確認していって下さい。

捨ててしまうと後から、『やっぱりアレ捨てなきゃよかった。』と思っても戻す事が出来ません。

逆に残してるものは処分したいと思った時に、いつでも捨てる事が出来ます。

捨てて良いものはあなたや周りの方々で判断出来ると思いますが、どういうものを十分検討した方が良いのか、何を残してゆっくり考えた方が良いのかを以下に記載しておきます。

  • 思い出が沢山詰まったものは残す:手紙、写真、音声データ、動画等をはじめ、故人が普段日常的に使用してた愛用の品。
  • 日常生活必需品等は整理:特に大きな荷物は部屋のスペースを圧迫します。保管しておく場所にも困るので、日用品、生活雑貨等実用的なものは処分して行きましょう。

どうしようかな?と思うものは一旦捨てずに置いといて、時間をかけて捨てるか保管するか検討していくと良いです。

またしばらく捨てずに置いといて、結局手放す事に決めた場合は写真を取って残しておくと、後から写真で記憶を思い出す事が出来ます。

こういった方法も知っておくと、故人の荷物の整理がしやすく、ずっと残るものになるので覚えておかれると良いでしょう。


4. 感情的にならない対策

故人の荷物を整理していく時は、昔の事を多く思い出します。

感情的になってしまって、普段はそう思わない判断をしてしまう方も多いです。

その為作業に入った時は早く片付けようとせず、疲れたら休憩や、ときには少し日を置いてみるのもいいです。

なにより体と気持ちを休めて無理せず行う事が大事です。

そうしないと故人の荷物を整理してる最中に数々の出来事を思い出してしまって、普段はしない判断を行ってしまう事があります。

作業していく時は途中で適切に休憩をして、気持ちを一旦リフレッシュして下さい。


5. 故人の荷物の整理は、プロに依頼する事も考慮する

遺品整理の作業は何度かお伝えしておりますように、かなり時間と労力がかかる作業です。

多くの人がプロに依頼する理由はその部分が大きいのですが、遺品整理を依頼して故人の荷物の整理を行っていくと明らかに作業スピードが違う事が多いです。

自分達だけで大きな荷物を捨てる事は、通常手配して部屋から出して、何日もかけて時間と労力を使わないといけなくて、怪我や他のものを破損してしまう危険もあります。

そういった事を心配する事無く、その日に全部破棄するものは処分出来るので作業効率の良さ、手間、怪我や破損のリスク、その後の掃除、アフターフォロー等を考えるとやはり少しお金をかけてでもこの作業を行う方が、効率が良いと判断する人が圧倒的に多いです。

ですので、うちも依頼してみようかな?と思われる場合は、まずは無料見積りを依頼して、しっかりと相談に乗ってくれる業者さんを選ぶ様になさってみて下さい。


故人の荷物の整理を行うにあたり、準備しておくべきもの

故人の荷物整理で準備すると良いもの

故人の荷物を整理していくにあたり、作業する前に用意しておかないといけないものがありますので以下に記載しておきます。

段ボールや袋

段ボールが近所のスーパー等で貰えるところが多いので、貰って来て下さい。

この段ボールは荷物の仕分けをする時に重宝します。

またジップロック等の袋があると、小物の仕分けにも便利で外からも何が入ってるか分かりやすいので、用意なさっておかれるといいでしょう。

記録道具

ノート、ボールペン、写真等で記録しておく事で、どこに何を仕分けしたのかが分かりやすくなります。

またマジックがあると段ボールに何が入ってると書いていく事ができます。

作業中、これはどうする?等突然思い浮かぶ事もあります。

そのまま作業を進めてしまうと忘れてしまうので、作業中にメモ等を取っておいておくのがポイントです。

後でメモを見返すと『故人の荷物を整理してた時は気がついてたのに、忘れてしまっていた。』という事もなくなってきます。

外付けUSBメモリー等

外付けUSBや、その他、外付け出来る記憶ドライブ等を用意しておく事で、パソコンやスマホ等のデジタル遺品のバックアップを取っていく事が出来ます。

こういったものに保存しておく事で、データがなくなってしまうという事を防止する事が出来ます。

またデジタルデータは、1つデータを残して置けば永遠に大丈夫では無く、どのメディアに複製していても、機器が劣化して破損してしまう事が起こります。

そのため同じバックアップデータと同じものを別の記憶媒体にもう1つ保存しておいたり、仮想のドライブ(グーグルドライブ等)を使う事がベストです。

その対処をしておく事で、片方の機器の写真データが壊れても、もう一方の記憶媒体でデータを取り出す事が出来ますので、2箇所に保存しておく事をお勧めします。

衛生品、道具等

掃除道具、雑巾、乾拭き用タオル、ハサミ、マスク、手袋、ゴミ袋等を用意しておくと良いでしょう。

故人の荷物を整理してる時に汚れを拭き取ったりする事は多いです。

ホコリも舞いますので、マスクをする事、そして怪我する事もあるので、手袋もしておいた方が良いです。

また大きいゴミ袋も、用意なさっておいて下さい。

ゴミ袋に破棄するものを集めていったりできます。

心が落ち着くアイテム

故人の荷物を整理するのは、体も心も疲れる作業にもなります。

早く終わらせようと思って作業を続けると、ふと気づいた時に疲労の限界を越えている時もありますので、基本無理せずじっくりやるつもりで取り組んで下さい。

その中で例えばあなたがコーヒーが好きならば、飲める準備をしておいたり、途中で食事を取ったりする準備もなさっておくと良いでしょう。

アロマがある方が、集中出来たりもします。

人それぞれ心が落ち着くアイテムは違うのですが、そうやって気持ちを休憩させたり、体を休めたりする事が出来る心が落ち着くにはどうしたら良いかなという事も合わせて準備しておいて下さい。

故人の荷物を整理する長丁場では、気がついたら疲れ果ててしまいますので、上手に準備して上手く取り組める様になさって挑んで下さい。

故人の荷物を整理する進め方

故人の荷物の整理の計画立て

まずは作業の目的を明確にして下さい。

・家を片づけて、遺族が利用出来る部屋にする
・特定の品を残して、処分するものは捨てる
・荷物を整理した後に、賃貸にする
・家を取り壊して、土地ごと売買する

等他にもいろんなパターンがありますが、何故故人の荷物を整理しなければいけないのか、その目的を明確にして下さい。

明確にしておく事で、業者さんに頼む時もそれぞれの目的が得意な業者さんがいます。

遺品整理1つにしても、ハウスクリーニングが上手だったり、片づけた後リフォームが出来る業者さんだったり、コレクター品がある時は、それらを売るのが得意な業者さんだったり、どの業者さんも得意不得意があります。

この目的を明確にしておく事で、あなたが最終的に向かいたいゴールに適した業者さんをあなた自身が見つけやすくなります。

同じものを用意した箱等にまとめる

故人の荷物の整理をしていく中で同じ種類のものがあるはずです。

例えば服、書類、コレクター品、写真、家電、本、雑貨等まずは用意した箱等に同じ様なものを集めていって下さい。

そしてこれらを種類別に分類した後、1つ1つを見ていって『要る』、『要らない』を判断していくとキレイに分類していく事が出来ます。

分類した後に3つの箱を用意して下さい。

3つの箱は、『不要品』、『今は判断しずらい』、『残しておく』この3つに振り分けていきます。

どうしようかなと迷うものは深く考えず、『今は判断しずらい』の箱にどんどん入れていって、一番最後や、もっと日数をおいて考えながら、どうするか決めていくと良いです。

『捨てる』と決めたものの処分計画

上記で『不用品』の箱に入ったものを以下の2つの方法で処分していきます。

・リサイクル・リユース
・処分

まだまだ使えそうなもの、売れそうなもの、再利用出来そうなものは、リサイクルやリユースに出していきます。

処分する荷物が多い場合は、自治体の粗大ごみを使うと安く捨てれますが、時間がかなりかかります。

その為部屋を解約したい、待つ事が出来ない等、やむを得ず急ぐ場合は遺品整理の業者さんに、一括で処分を依頼した方が良いです。

数時間で荷物が全部処分出来ます。

ですが可能であれば大事な事は、急いでやろうとしない事です。

そして早めにしっかり計画を立てて準備と行動する事が、この作業の最大の成功の鍵です。

故人の遺品の整理をする為の、ストレス軽減法

ストレスを減らすには?

これまでにお伝えしてきたポイントを抑えて作業していく事で大きく軽減出来ますが、更にストレスを軽減する方法を解説しておきます。

作業する中で取り入れた方が良い事

故人の荷物を整理する際に取り入れた方が良い事

・散歩(作業中疲れを感じて来たら、散歩してみて下さい。外を歩いてみる事で気分も変わり散歩後の作業がスムーズになっていきます。)

・アロマ(アロマは体や精神に大きく影響します。生活の木等アロマを多く取り扱うお店もありますので、無い場合は用意しておくと良いでしょう。)

・音楽(好きな音楽を聞くのも、作業中の疲れを軽減してくれますので、音楽をかけながら作業していくのも作業効率を高めてくれます。)

業者さんに頼む

故人の荷物の整理を専門業者さんに依頼

業者さんは作業の全工程を依頼したり、部分だけを依頼したりする事が出来ます。

業者さんに頼む事で、重い荷物を運ぶ事も無く、作業も早く適切に処分していってくれます。

費用はかかりますが、抑えるポイントさえ抑えて上手に選べば、掛けた費用以上に時間や労力、心の疲れが軽減される事が多いです。

作業中もアドバイスを貰う事も出来ますので、予算に合わせて業者さんに頼むというのが正直、早くて的確で効率が良い事が多いです。

業者さんに頼むかどうかまだ迷ってるけど、どうしようかなぁ・・・って考えていらっしゃる様でしたら、このブログ記事を書いてる美助人に無料でまずはご相談下さい。

大阪近郊であれば無料見積りを含め、ご相談対応させて頂きます。

故人の荷物の整理を終えたあと

故人の荷物の整理が終わったら

遺品整理の作業が終わったあと何をしたら良いのか少し知っておきましょう。

そうしないと空虚感に悩まされる事になるからです。

故人の荷物の整理を行う事は、そういった今まで居た人が居なくなってこれからまた新たな道を歩み始める為に自分と向かい合う時間でもあります。

以下にあなたが新しい道を歩んでいく事が出来る項目を補足しておきます。

故人と過ごした時間を改めて考えていく

一緒に過ごした時間を考えていく

故人の荷物を整理したあとでも、心の中では繋がっています。

あなたが新たな道を歩みだす為には、その思い出を大切にしながら、この世を去ってしまったけど心の中では繋がってる事をしっかりと思いながら、アルバムを作ったり、ご家族の方々と思い出話しをするのも良いです。

故人もきっと喜ばれる事だと思います。

あなた自身が好きな事をやってみたり、旅に出てみたりするのも良いでしょう。

一人で居るより、いろんな人と過ごす事で寂しさや悲しみも癒やしてあなたを前に向かせてくれます。

また故人が使われていた部屋を新しくレイアウトを変えたり、好きなインテリアを変えたりする事もあなたが前を向ける気持ちになりやすくなりやすいです。

一人だけで時間を過ごさず、家族、友人等と関わり合いながら故人の荷物の整理を終え、よりよい道を進んでいって下さい。

Follow me!